勅命はその時点で最も高い名声に関するお題が出ることが知られています． 交易名声が高ければ投資が出ますし、海賊名声が高ければ戦闘に関する勅命になります． そして今回とりあげる冒険名声が高かった場合、通常は発見物の報告を課せられます．
このときの発見物は、収集家や看板娘に報告する時と異なり、自分で発見物を選ぶことができません． まだ報告していない発見物を、リストの上から順番に自動的に報告されていきます． また、1つの発見物だけでは爵位をもらえないこともあります．
そこで疑問に思った次の2つについて調べてみました．
実験1-1．
50個全ての発見物を収集家に報告したのち、無爵位の状態で勅命を受けた． プレイヤーはジョアン．
結果1-1．
勅命は発見物の報告ではなく、他国へ手紙を届けるものであった．
考察
このゲームで冒険名声は貴重だといわれています． 勅命で報告してしまうと貴重な冒険名声アップの機会を棒に振ることになります． また、せっかく世界中をめぐり、時には犠牲者まで出して獲得した発見物をみすみす取り上げられてしまうことにもなります．
一方、報告できる発見物がない状態だと、単に手紙を届けるだけという極めて単純な任務に変わります． 王がいるのはヨーロッパとイスタンブールのみですので、たかだが数日で完了できます．
ということで良い事づくめに思える「発見物手ぶら作戦」ですが、思わぬ落とし穴がありました．
爵位のないものは、たとえ勅命であっても他国は王宮に入れてくれません
つまり、手紙を届けることができないので詰んでしまいます． こうなると一旦破棄し、別の名声を高めて爵位をとらなければなりません． そこで、次の実験を行いました．
実験1-2．
50個全てを発見したあと、発見物勅命をクリアして爵位をとる． その後、全ての発見物を収集家に報告したのち、士爵の身分で勅命を受けた． プレイヤーはジョアン．
結果1-2．
手紙勅命のみで公爵までなることができた．
考察
今回は既に爵位持ちですので、無事に王宮に入れてもらうことができました． あとは単なる郵便屋さんですので、手紙を届け続けるだけで立派な貴族の仲間入りです．
結論
50個全ての発見物を報告している場合、冒険名声による勅命は手紙配達になり、きわめて簡単にクリアできる． ただし無爵位の場合は他国の王宮に入れないため、士爵(士族)の以上の爵位を別手段で獲得する必要がある．
これは単純に発見物の価値、すなわち報告時に獲得できる名声だと予想できます． そこで爵位をもらうためにはどれくらいの名声が必要なのかを調べてみました．
無爵位のジョアンで下記の実験を行いました．
実験2-1．
キングコブラ(名声80)、キングコブラ(80)＋サイチョウ(400)、サイチョウ(400)を報告
結果2-1．
キングコブラでは爵位はもらえず、サイチョウを追加することによって爵位をもらえた． また、サイチョウだけでも爵位をもらえた．
考察
名声の低い発見物の報告では爵位はもらえず、名声の高い報告を追加しなければなりません． 一方、名声の高い報告では1個で爵位をもらうことができました． 従って爵位をもらうには、冒険名声がある閾値を越えないといけないことが分かります． しかし追加した時に、名声の低いほうの値が加算されるのか、それとも無駄死にしてしまうのかは分かりません． そこで次の実験に移ります．
実験2-2．
冬虫夏草(240)、テラコッタ像(280)、冬虫夏草(240)＋テラコッタ像(280)を報告
結果2-1．
冬虫夏草、テラコッタ像それぞれ単品では爵位はもらえず、両方をあわせることで爵位をもらえた．
考察
単品では名声が足りなくても、あわせることによって閾値を越えることができました． これより、名声は加算されていることが分かります． では、閾値はいくらになるのかが次の問題です．
実験2-3．
キングコブラ(80)＋冬虫夏草(240)、キングコブラ(80)＋テラコッタ像(280)、キングコブラ(80)＋冬虫夏草(240)＋サボテン(80)を報告
結果2-1．
キングコブラ(80)＋冬虫夏草(240)＋サボテン(80)のみ爵位をもらえた．
考察
合計の名声は順に320、360、400となります． 380が怪しいところですが、手持ちの発見物では380を作り出すことができなかったのでひとまず400が閾値という結論にしておきます．
(ちなみにこれまでのリストでも380が作り出せないので、400で合ってるのではと予想しています)
結論
発見物報告によって爵位をもらうには、合計で冒険名声400以上を報告する必要がある． ただし無爵位→士爵のみの結論であり、他の爵位では不明(同じだと思うけど)．