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ドラゴンクエスト(FC版)通常攻略
第1章 はじめに
言わずと知れたドラゴンクエストシリーズの第1段です. 全てはここから始まりました. しかし、このFC版の第1作、それ以降のドラクエとはいくつか異なった特徴を持っています. 以下、それについて述べていきます.
- 1.味方がいない
- 本作の勇者は1人で行動します. これ、実は結構大事な特徴です. 瀕死のときに防御して仲間に回復してもらう、などどいう作戦は不可能です. 攻撃も回復も全部自分ひとりでやらなければならないのです. これにより、戦略は著しく制限されます. つーか、戦略なんてありません.
- 2.敵との遭遇確率が異常に高い
- 経験上、他のドラクエシリーズは敵との遭遇確率はそんなに高くないと思います. 少なくともストレスなく進行できます.
しかし本作では1歩ごとに敵が出てくることが非常に多いです. これは洞窟の攻略などに重くのしかかってきます.
- 3.回り込まれる回数が決まっていない
- 最近のドラクエでは逃げたときに回り込まれる回数は3回で、4回目には確実に逃げられるようになっています. しかし本作ではこの規則はなく、5回、6回と回り込まれることがあります. こうなったらまず死ぬでしょう.
- 4.戦闘開始直後の、こちらの先制攻撃が無い
- 「先制攻撃のチャンス」や「こちらに気づいていない」といったことはありません. 一方で敵の先制攻撃はあります.
- 5.戦闘は必ず「勇者→モンスター」の順で行われる
- 唯一、他のドラクエよりも易しいところでしょうか. 毎ターンごとに必ず先制できるので、HP1でも生き残っていれば次のターンに安心して回復できます.
- 6.敵のラリホ−は必ず効く
- 非常に大事な特徴です. この法則があるために、ラリホ−を使うモンスターが最も強敵となります. これらの敵から安全に逃げるために第1ターンでいきなり逃げるのではなく、マホトーンを使ってから逃げるといった戦略も必要となりますが、「敵と遭遇→敵の先制攻撃でラリホ−→そのまま死亡」というケースもあります.
- 7.睡眠から目覚めるのにターンを消費しない
- これも大事な特徴です. 勇者、モンスターともにある特徴です. このため、ラリホーで眠らせて攻撃、起きたらまたラリホーで永久コンボなどという技は使えません. もちろん敵にも言えることなのですが、何せ味方がおらず、寝ている間はひたすら攻撃を喰らい続けますので、同格程度の敵にラリホーを使われた時点でコンボなどされずとも死亡確定です.
- 8.敵のMPは無限
- 3以降ではマホトラなど敵のMPを減らせる手段があったり、敵がMP切れを起こす事があります. しかし本作ではそれがなく、延々と呪文を使いつづけてきます. これによってスターキメラなどの一部の敵は非常に厄介になります.
- 9.会心の一撃が回避される
- おそらく2以降では無い現象です. このためにメタルスライムを倒すことは絶望的となります(本作では倒す価値もありませんが). また、会心の一撃頼みもしにくくなります. ついでに、敵からの痛恨の一撃も無いように思われます. 私は一度も受けたことがありません.
以上のように、他のシリーズに比べ厳しい条件がついてまわります. 従って、全編を通してある程度単調な冒険になってしまう点は否めません.
それでは次章から、具体的な攻略に入ります.
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